初級のとき理解しておくと便利なチラシデザインのポイント

ポスター・チラシなど、自分でPCで印刷出す用の原稿を作るとき、トンボを切ってデザインを進めると、デザイン技術がぐんぐん向上するというお話です。

春です!新年度で部署が変わったり、お子さんの学校関係で役がついたり、何かとチラシを作る機会が増えてこまってしまう時期ですよね。わかります、うんうん。

オフィスソフトで原稿作って、50枚100枚会社のプリンタで刷って済む場合でしたら、まあよいでしょう、とくに問題はありません。200枚超えて、ちょっと印刷出さなきゃだけど、原稿作成プロに頼むほどでもない…というときが一番こまっちゃいますよね。
手元のパソコンで自前でチラシを作る機会もあろうかと思います。いつもみたく始めてみたけど、印刷出す用の原稿はなんかうまくいかないなぁ、もちっとうまく作れそうなんだけどちょっと期間とって練習してみようかしら…とお悩みの方がいらしたら、今回はその方に向けての記事となります。

印刷用の原稿をパワーポイントで作ろうとすると、だれでも最初はA4サイズのチラシのためにA4のベースを設定してデータ作成にとりかかるものです。
ここに大きなつまづきがあります。

A4サイズの原稿のベースは、B4など一回り大きなサイズにしましょう。なぜでしょうか?チラシというものは最後は印刷屋さんでプリントされます。このときA4のチラシはA4の用紙に印刷されるわけではありません。B4などのひとまわり大きな用紙に印刷されたあと、改めてA4に四隅をカットされるのです、めちゃくちゃ切れる裁断機で。
小麦粉で作った生地からクッキーを好きな形に「型抜き」するのと同じやり方です。(この工程を「裁ち落とし」と呼びます。)
ここを理解することがチラシデザインのスタート地点となります。

印刷業界で「トンボ」と呼ばれる定型のマークがあります。このマークを目印にして、印刷屋さんは最後の裁断機のカット位置を調整します。ですので、あなたがチラシデータを作るなら、作業に先立って、作りたいチラシの大きさに合わせて「トンボ」を原稿の周囲に描いておく必要があります。
このことさえ理解してしまえば、数か月の内にみるみるデザイン技術が向上し、あなたの好きなようにチラシを作ることができるようになるでしょう。

具体的には、パワーポイントでトンボを切る方法を検索して学習しておき、作りたいチラシの「実寸」を意識してデザインベースのサイズを設定しトンボを描く、「裁ち落としのガイド枠(=A4ならA4サイズの枠)」を仮置きして(デザイン作成後)最後に外す、という流れで原稿作成を進めていく中で、お手持ちのデザイン技法を活用してチラシの絵を描いていくという方向で間違いありません。

「字や挿入画の見やすい大きさ」など、最初は「サイズ感」をつかむところに手間取るかもしれません。そのため「原稿作成→プリントアウト→修正」のサイクルを何度か繰り返します。
練習した分だけほんとに確実に上手くなります。ぜひお試しください。

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