マイナー魚の魅力

マグロ、とかウナギ、のように名前を聞いてすぐに姿が思い浮かぶのは超メジャー級のお魚です。
お店で売るときも、何も説明しなくてもどんどん出ていくので、明らかに売りやすいです。

一方で、あまり名前を知られていない魚種でも、すごく美味しい場合が結構あります。
こうしたマイナーなお魚を発見・発掘していくのも楽しいものです。

たとえば有名な「銀鱈(ギンダラ)」。
分類学的にはタラではないのだけれど、見た目がタラに似ているのでそういう名前で売っている美味しい魚です。
最近では高級魚になっていますので、マイナー魚の枠はもう卒業ということでしょう。

お魚がなぜメジャーだったりマイナーだったりするのかについては、想像するに魚種によってさまざまで、結果としてひとつの食文化に帰結するとしても、その途中で経済社会状況や世界の需要バランス、漁法や自然環境の変化などが関係してくるとすると、結構複雑な気もします。

さて、今月ご紹介させていただくのは「沖さわら」です。
姿はサワラとカマスの中間くらい、成魚で2メートルを超えるそうです。
サワラもカマスもせいぜい50~60センチくらいなので、「沖さわら」はかなり大きなおさかなですね。

身はくせのない淡白な白身で、繊維がみちっと充実しているタイプです。
さくっと揚げると上品な鶏肉みたいな食感に。これを特製の自家製南蛮ダレに漬け込み、冷製で提供させていただいております。

もう暑い日もちょこちょこ出てきているので、さっぱりと食べやすい一品になっております。

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