おひつの効果

ふっくるのごはんは、昔ながらの「おひつ」で保管しています。今使っているのは2升入るサイズで、直径高さとも30センチ以上と結構大きめです。なんと言っても、おひつの良いところは水分の調節です。1回でかなりの量を炊きますので、炊き立てのごはんはほかほかで温度も高くたくさん湯気が出ます。最初のうちは湯気が多すぎるので、ふたを開けたりしながら様子を見ます。落ち着いてきたらふたを閉めても大丈夫です。あとは、ゆっくりと時間をかけて温度がさがっていき、合わせて木でできたおひつ自体が、余計な水分を吸い込んでくれます。そのため、時間がたっても水分がたまってべちゃっとすることがありません。また、温度が下がってもごはんが固くなりすぎないので、軽くチンしてあげるとやわらかくほかほかでいただけます。
おひつに使われる木の種類は「さわら」で、水に強かったり曲がりにくかったりと、こういった用途に向いた特長があるそうです。小さめのおひつもデパートなどで売っているのをみかけますが、かっこいいですよね。

とても便利なおひつですが、弱点があるとすれば、毎日使うとなると管理の手間がちょっと大変なところです。たわしをかけてしっかり洗い上げ、すぐに清潔なふきんで表面の水けをふき取り、干します。すごいのは、じゃぶじゃぶ洗ったとしても干して1時間もするとほとんど乾いて、一晩あれば細かいすきまの水分もしっかり乾くところです。水けを吸って、またそれを外に放出して、という能力が本当に高いんだなと感じます。

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