この夏はたいへん暑かったので、店頭のビオトープで飼ってるメダカも、日除けのすだれが欠かせませんでした。日除けをかけていると、中がみえないので、「(すだれを)めくって見てね!」のサインを何度も付けたのですが、どうしても風がつよい日に(サインが)吹き飛んでいってしまい、作っては飛ばしのいたちごっこです。
冬もだいたいメダカは元気ですので、もし防寒のすだれがかかっていても、みなさんどうぞご自由にめくって眺めてください。(今年ウチで生まれて育った小さいヤツもいます)
では本題に入ります。
店頭のビオトープは、元来の花小金井の環境の良さもあり、加えて本当に陽当りがよいので、多めの日照と肥料が必要な「スイレン」もビオトープの中で非常に良く成育しており、毎夏たくさんの花を咲かせています。恐らくはビオトープの中で、生態系が成り立っているものと思われ、メダカも市販のエサを与えれば食べますが、これは完全にオヤツ感覚のようで、与えなくても全然まわっています。(樽の中に自然に生えたコケや水草を食べているようです。)
そんな自然にあふれたすばらしい花小金井の、我がふっくるの店舗周辺で見かけた、にわかには信じがたい「(心に残る)自然っぽいエピソード」ベストスリーを発表したいと思います。
それでは第3位「アシナガバチの営巣」
ある年のたしか初夏のころ、裏庭のかなり高ーいところの軒先に見つけたときは、「すわ!一大事」と思いましたが、落ち着いて対処法を調べてみると「スズメバチとは全然ちがっておとなしい上に、害虫を食べてくれたりもする。営巣したところには二度と巣をつくらないので、こちらから刺激しない限りは放置がよい」とのことでそのようにしたところ、次の年からは現れなくなってしまいました。
続いて第2位「ハクビシン」
これはもう、なんというか、真夜中仕事を終えて帰る途中に、近所の建物の壁を「縦に」移動しているのをみかけて、そのとき心の底から「うわ!びっくりした!」と思ったのですが、あとになってふりかえって、「びっくりした…てオレ、なんのひねりもない感想やな…」と反省したものです。重力とか…、関係ないのね。まあまあ大きかったけどな…
それでは、第1位です「ビオトープにアオサギ」
まだ事業を始めて2年目くらいだったと記憶しています。その日もだいぶ遅くまで作業して、深夜に店のカギを締めるためにドアをいっぺん開けて外をなんとなく見まわしたところ、ビオトープのタルのふちにやたらと大きくて首のまがった足の長い青というか灰色というか、のトリがとまって水面をポチャポチャやっていて、目が合うとすごくゆっくりとふわーっと飛んでいってしまったのでした。その飛び立ち方と言ったらもう、それこそ夢のなかでみることのように、ふわーっと。
これは、働きすぎてマボロシでも見てしまったのかしらと何度も(今でも)思うのですが、小金井公園の湿地ゾーンを広く捉えてこの店舗も圏内と考えれば、辺りにアオサギは生息しているそうなので、別に不思議ではないことのようです。
いやー、この小さなビオによくお立ち寄りいただけました!というところです。(アオサギって、wikiで見ると体長90センチくらいあるらしいので、このサイズのふだん見ない生き物とこんな距離で会うと、ほんとドキドキしますよ)
花小金井の豊かな自然
2024年11月28日