食器洗いと手荒れ防止のポイント

ずっと昔にクルマ雑誌の洗車特集を読んでいて「用途を限られた●●専用洗剤なるものが、クルマ周辺には多種多様にあるので、あなたの大切なクルマには、洗い落とす力が弱いやさしい洗剤を使うべきだ。しかしながら、フロントガラスに強固に浸み込んだ油膜を落としたいときに限り、例外的に家庭の食器洗い洗剤を使っても良い。なぜなら段違いに強力だから(ただしクルマ表面の保護に本来必要とされる微弱な油分までも根こそぎ落としてしまうので、間違ってもこれを全体の洗車に用いてはならない)」という主旨の内容で、僕たちにとても身近なあの食器洗い洗剤が、洗剤の界隈ではそんなにも突き抜けた力強さをもつ存在だったと知り、おどろいた記憶があります。

なるほど、あの落ちにくいアブラを専門的に分解する洗剤なわけですから、力が強いのも納得です。
仕組みのことはわかりませんが、ここからは経験的に私がそうだったのでぜひお伝えいたしたい内容となります。

家庭の食器洗い洗剤は油を落とす力がとてもつよいので、手荒れの大きな原因であることはまちがいありません。
できれば手袋をして扱いたいところですが、忙しい毎日そうもいかず素手でいかざるを得ないこともあるかと存じます。

そのとき、絶対に注意していただきたいことがひとつだけあります。
それは、「お湯といっしょに洗剤を使わない」ということです。
かならず「水」でお願いします。

「お湯」だとほんとに一瞬で手荒れしますし、「ぬるま湯」も大差ありません。「水」が正解です。
こまかく言うなら、(冬場に限っては)「冷水」は不可で、冷たさを感じない程度に調温した「水」が正解です。

以前、本ブログ「冬の水仕事の回」でも申し上げましたが、暑い夏でも同じで、やっぱりお湯だとすぐ手荒れします。
夏でも冬でも、一度お湯を出したらついついそのままさいごまでお湯でお皿を洗ってしまうことがあるかと思います。
意識して水を使うようにすると、割と短期間で手荒れが改善していくのが実感できると思います。

しかしこれは言うはやすしでして、お湯の方がアブラをよく流し落とせるので、どうしてもお湯を使ってしまうんですよね。
だからお湯を使うのはここは!というポイントだけにして、「基本は水、基本は水」と言い聞かせながら、だいぶ意識してお湯と水を切り替えてあげる、というところになりますでしょうか。

以上、食器洗いと手荒れ防止のポイントでした。失礼しました!

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