ふっくるのよいところは「店内で手作りする安心な惣菜が手軽に持帰りできる」ことに集約できるかと思います。
一方大きな弱点は、「簡単に欠品する」ことと、「欠品のタイミングの予想が難しい」ことです。
解決策としては、「予約して取り置き」しておくことができます。
状況によりますが、量が少なければ数時間前にお電話いただければ対応できることがほとんどです。お弁当数個や惣菜数品でしたら、当日朝か前日夕方くらいで十分です。お弁当10個以上ですと、1週間ほど前にお申込みいただけると助かります。(なお、上限は15個くらいです)
さて、ここから言い訳というか、解説してまいります。
たとえば野菜の例でいくなら、カット野菜を使わず、店内でスタッフ(というか私)が包丁で野菜をカットしています。
そのことの価値は大きくふたつ、外部の加工所を通さない分少なくとも2日程度は野菜が新鮮な状態で調理に入ることができること、そして「食材加工の過程が見えて手元で管理できている」ことにあります。(よくわからない加工所を通すなど過程がブラックボックスになっているとどうしても不安です)
野菜はカットすれば切断面から栄養や水分が流出しはじめますが、こうした加工過程を取ることによって、栄養や旨味の流出も自分たちで管理しながら調理を進めることができるのも大きな利点です。
一方で、このような細かな工程を取っていると、どうしても一度に作れる量は減り、相対的に売価は高まり、とは言え「値付けには限界がある」ので利益幅は小さくなり、そのうえ例の「欠品しがち」という作り置き業態特有の性質が強く出てきてしまいます。
この「欠品しがち」という特性は、①出数の予測精度を上げる、②品出し管理の精度を細かくする、③作業負担の高まりをがんばりでしのぐ、などで対応しますが、どうしても限界があります。
「予測」ということで言えば、これまでも類似業態の方たちに質問してきましたが、みなさん「予測するけど当たらない」とおっしゃっていました。
テレビの天気予報だってはずれますし、あらかじめ集客をかけるなど「傾向への作用を図る」ことはできても、ある日のある時間にある人やグループがいろんな選択の結果たまたま特定の店に訪れる、というのはほとんど偶然のかたまり=自然現象のようなところもあるので、たぶん「傾向」みたいなものはつかめても「予測」はそもそもできないタイプのことかもしれないと思うようになりました。
ですので、「手間多め」「生産量少なめ」「品数そこそこ」のこのむずかしい業態にありながら、その良さを生かすには、(じわっとで良いから)お店の販売全体に占める「予約の比率をあげる」しかないという結論になりました。
ですので、今年は機会あるごとに「予約してください♡」と申し上げてまいりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。店主矢野
ふっくるの弱点と解決策
2026年1月11日
