”手間”=作業コストからみたオトク感

和食ではしっかり手順を踏んで作業をいとわず(笑)調理にはげむことを「手間をかける」と言います。
今回のブログは、こんな作業量の観点から「仮におうちで作ったとして、どのくらいたいへんそうか」という視点で「逆にお得度をはかってみる」企画です。

題して「つくるのここがたいへんベストスリー!副菜編」です。

お惣菜、なかでも副菜は、こまごまとつくるの大変な割に、おうちの人に感謝される前に一瞬で食べ終わってしまってせつない。みたいなお話をカウンターでお客さんとたまにすることもございます。
そんな、つくるの大変なのに「(副)菜」などと、いつも二番手扱いを受けて不本意な副菜の、ここが大変で逆に言うと「(買ってしまえばその分)オトクなのだ笑」というポイントを上位3位まで順に見ていきたいと思います。

それでは第3位!「切り干し大根とくらげのきんぴら」です。
パリパリした食感に仕立てた切り干し大根がうれしい人気の一品。
この大変なところは、とにかく準備する材料の種類が多いうえに、ひとつひとつちょっと手間が多いところです。
切り干し大根とひじきは最初は乾燥しているので、既定の時間水戻しして、きんぴらは「絞り器」で水分を絞ったあと包丁で食べやすいサイズにカットします。
にんじんも既定のサイズにカットして、その他の調味料はグラムで計ってそれぞれまとめておき、冷凍で仕入れるクラゲはカチンコチンに凍っているのを少しだけ溶かしてグラムで小分けします。
ひとそろい出来たら、一気にフライパンで火入れしていきます。
粗熱をとって真空パックして完成…。あー、たいへんだった。

続きまして第2位!「小えびと茎ワカメのポテトサラダ」です。
この大変なところは2つあって、多めのじゃがいもを洗ってむいてカットしてオーブンで火入れして取り出してすかさずマッシュするところまで、一連で作業が必要なところです。
調理中の劣化を少なくするために、さいごまで一気にやりきることが必要で、部分に分けて途中で中断することがむずかしいので、段取りや体力に覚悟が必要です。

あとは、塩蔵の茎ワカメが丸のまま届くのをちょうどよく水戻しかけて、食べやすくカットするところもなかなかのものです。
塩分が多すぎても少なすぎてもよくないので、「水戻し」をかけてる最中に気を張りますし、ワカメが長ーいので細かくするのがなかなか大変です。
でも茎ワカメは食感が良くておいしいからなー。

さあ、お待ちかね第1位の発表です。
「きのこと水菜の白和え」です。これは、もう絞るのがきつい…。

しいたけ、しめじ、えのきと3種のきのこをおしげもなくたっぷりと使い、きのこのダシだけでも美味しいのに、さらに大量のカツオだしで煮込み、これをたっぷりのおとうふとごまをつかった栄養豊富で香り高い「あえごろも」で仕上げた、一番人気の一品です。
水菜のしゃきしゃきがとてもよいアクセント。

なにが大変かと言えば、きのこをでっかい寸胴なべで炊き上げて、冷ましたら水分を絞っていくのですが、ぷにっとしたキノコをドイツから取り寄せたワイン農家などがブドウを絞るのに使う「絞り器」にかけて水分を切っていくのですが、これがつらい。

きのこがぷにぷにしてるから、そもそも絞りにくいのだけれども、それをおいしくなーれ、おいしくなーれと念じながら根気よく絞っていきます。
そうしないと水分バシャバシャのままだと「あえごろも」と混ぜられないからさいごに「白和え」にならないですもんねー。しょうがないですよね。

しかしながら大変なだけあって、完成するとまちがいなく美味しいですね。これだけの量のキノコが入ったお惣菜ってなかなか他にないんじゃなかろうか、と思います。
きのこは体に良いから、たくさん摂れるとうれしいですもんね!

以上、副菜のつくるの大変、逆にいうと買ってしまえばお得な副菜ベストスリーでした!

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